2013年11月19日

腹水の漢方対策/腹水の排出と溜めないための予防法

腹水の漢方対策/腹水の排出と溜めないための予防法

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本日は腹水について文章を纏めさせていただきます。

ご存知な方も多いと思いますが、腹水は、がんや肝硬変、腎臓病などの進行によって腹部にお水が溜まる病気です。腹水が溜まることで多臓器が強く圧迫され全身の機能や働きが急激に低下してしまいます。また、腹水が溜まると、排尿障害、むくみ、腰痛、食欲不振、咳、痰、呼吸困難など様々な不快症状を伴います。

症状の現れ方は患者様によって異なりますが、どの症状も本当に辛く、肉体的にも、精神的にも体に大きなダメージを与えてしまいます。

通常、腹水が溜まるとまずは、利尿剤などを服用し治療を行っていきます。初期段階であれば利尿剤の服用で腹水やむくみは和らぐのですが、症状が慢性化してくると利尿剤では太刀打ちできないことが大半です。

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利尿剤で効果が出なくなると、アルブミン製剤や腹水穿刺、腹水濾過濃縮再静注法(CART)などで対処していきます。

上記の治療は即効性が期待できる治療なのですが、その反面、身体への負担が大きく、体に対するダメージも大きくなります。また、対症療法のため、病気を根本から治療するというよりも、今ある症状を一時的に緩和する治療になります。

その為、一時的には楽になりますが、根本からの対処をしていないため症状を何度も繰り返してしまいます。



では、症状を根本から対処するにはどうすればよいのか?

症状を根本から対処するためには、以下の対策が大きなポイントとなります。

各臓器の活性と向上 ◎栄養状態の改善 ◎抗炎症(熱の排除)血流や水分代謝向上

上記の対策は、直接的に腹水に作用するということではなく、上記の働きを強化することで全身の代謝向上につながり、結果、腹水の排出促進、腹水の再貯留予防に繋がってくるのです。

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私個人としては、上記の対策を行う上でよく漢方薬を使用しています。漢方は身体に対する負担も少なく、末期や慢性化した患者様にも安心してご使用いただけます。また、漢方は、体力、免疫、食欲などが低下した方に大変オススメな治療薬です。


漢方は即効性がない!?というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、それは使い方や組み合わせを間違っています。漢方も、使い方や組み合わせ次第で即効性を得ることも可能です。

現在行われている治療や対策で思うように良い体感が得られていない方。そのような方に漢方はお勧めな治療法の1つになると思います。


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また腹水が溜まっている患者様のお体の中は冷えていることが多く、血流などが滞りやすくなっています。その結果、各臓器に栄養素や酸素が運ばれにくくなっているため、各臓器の働きも同時に低下しやすくなっています。

各臓器の機能が低下すれば、その働きも衰え、全身に大きな影響を与えてしまいます。

上記を予防対策するためにも普段から身体は冷やさなようにすることが重要です。ただし、気を付けていただきたいのが、白血球やCRPなどの数値が高く、体内の炎症が盛んな場合は身体を温めすぎると病状が悪化するので注意されてくださいね。

炎症の数値が低い状態であれば、身体をしっかりと温めることで、血流が向上し、各臓器に栄養素や酸素が運ばれ各臓器の機能もあがり、代謝機能も高まりやすくなります。また、身体の冷えは免疫の低下にもつながるため、体を温めることは免疫力の強化につながり、病気と闘う力も強化されてきます。

体を温めるときは、自宅で行える温熱マットなどでも十分に冷えやむくみの予防になると思います。温熱マットなどで外側からのケアを行うことで、結果、内側のケアにも繋がっていきます。

温熱マットの良いところは高温でない。そのため、身体への負担が少ないことが特徴です。特に大病を抱えられ体力が低下された患者様もお試ししやすいと思います。

通常、温熱マットは、微温(マイルドな温熱効果で全身を温めることで身体に抱えた冷えをじっくりと取り除いていきます。冬場はもちろんですが、夏場も身体は冷えやすいため、普段からしっかりと予防することが大切です。※温熱マットは医療用ではないため「健康増進目的」でのご使用となります。

腹水の苦しみは患者様にしかわからない本当におつらい症状です。ただ、腹水の症状だけでも軽減することができれば、患者様のご状態も楽になり、がんや肝硬変などの治療も積極的に行うことができます。

現状大変おつらいご状態とは思いますが、少しでもお体のご状態が良い方向に向かっていけるように頑張ってくださいね。
少しでも皆様のご参考になればと思います。


腹水の専門・参考サイト一覧

○腹水・胸水の患者さまとのやり取りまとめ
https://ameblo.jp/nakamura-soudanroom/entry-12489287514.html
腹水の漢方対策を行った例

○腹水で使用される漢方薬一覧
http://www.naoru.com/hukusui13.html
詳しく記載はされていますが、一度専門家にご相談を。


○CARTが可能な医療機関 関東 | 難治性腹水症に対する腹水濾過濃縮再静注法

http://www.cart-info.jp/clinic/kanto.html

腹水濾過濃縮再静注法が行える医療機関(関東)
抜いた腹水から栄養分だけ取り出し再度身体に戻していく治療法。


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posted by 山口典久 at 15:11| Comment(5) | 腹水の漢方治療 | 更新情報をチェックする
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